2019.10.08

アイデア備忘録『Rainbow』

<コンセプト>
ゲームを開始する度に主人公と物語が変わるアドベンチャーゲーム。

<内容>
・起動時にランダム分岐とストーリーフラグを読み込み、始まるストーリーが勝手に切り替わる。
・複数の主人公の物語を進めながらゲーム再起動を繰り返し、進行する形式。

<ゲーム部分>
・ミニゲームを軸に、一部探索要素の入ったアドベンチャーゲーム。
・簡単な計算、迷路、ゴミ拾い、etc..
・他のシナリオで得た情報を元に行動し、物語を変えていく

<シナリオ>
5人のキャラクターが自動で切り替わりながら。
・くたびれた医師
ある大きな手術の失敗からメスを投げた外科医。
ストレスから家庭内不和になり、ある日家を飛び出して行方を眩ませる。
以来、河川敷にゴミを溜めて暮らすホームレスに。
ある時、医師を探しているサラリーマンの青年と出会い、一時は無視しようとするも、なんやかんやで深く関わっていくように。
責任の苦しさと、それでも叶えたい何かの話。
ミニゲームは「楽しいゴミ拾いゲーム」。
夕焼けをバックに、町のゴミ箱から食べ物と売れそうな物を見つける探索ゲーム。

・社会の歯車
IT系の特定派遣社員として働く青年。
毎日狂ったピアノの音楽を頭に響かせながら、
ひたすら似たような業務をこなしていく。
日常の中で様々なトラブルと出会いながら、仕事と倫理の天秤に向き合っていく。
ある日、夜中の町で明らかに訳のありそうな婦人を見かけ、声をかけて見ると。。
ミニゲームは「わくわく20時間タイピングゲーム」。
ノルマ100点、減点方式のタイピングゲームを制限時間一杯かけて入力し続ける。

・失望と暴力
二人の息子を持つシングルマザー。
一人目を産んだ時は、夫との仲も良く、彼女も良い子を育てる事に意欲的だった。
しかし次男が生後数ヶ月で突然植物状態に。それに絶望した夫は、離婚届けを突き付け出ていってしまう。
次男に付きっきりになっていると、長男はいくらか次男に冷たく当たるようになり、反抗期が訪れて来た事もあって、彼女は長男に対し暴力的に当たるように。
夜に飲みに出かける事で、なんとか自分を保っていた。
ミニゲームは「すっきり暴力ゲーム」
息子が文句を言ったらすかさず叩く。
より早く、お手付きなしで繋げていくとスコアが上がる。

・夢の中の窓
植物状態の少年の話。
宇宙のように広い意識の中で、ただじっと「外」への窓を見つめている。
母や兄は気づいていないが、彼らの行動や言葉はずっと彼の目に写っている。
移り変わってゆく外の景色に一喜一憂し、無力な自分に嘆き、時にはこのまま死んでしまう事も考えながら、ただただ何かが変わるのを待ち続ける。
ミニゲームは「ドキドキ迷路ゲーム」。
眠っていた意識の部屋から、外への窓を目指すゲーム。
物語が進むにつれ、迷路は段々長くなっていく。

・生まれない
天国から落ち、誕生し、短い命で死んでしまう子供。
他の4人の物語が進行していく中で、生まれようとしている他の子供は変わっていくが、自分だけは永遠に人生を始められない。
死因はランダムで、病気、死産、母もろとも殺される等。
ミニゲームはなし。
基本的に最後まで報われないが、終盤にサラリーマンの青年が、このような悲劇はなくしたいといった旨を発言。
ED後に、今度こそ……という形で誕生する。

<ボツ理由>
開発期間を確保できないため。
また、5人のシナリオを管理しながら全体の物語を進めていく形式は、当時の自分には難易度が高かった。